プロフィール
>>Home >>サイトマップ  >>エピソード

■■ エピソードT    〜 5月の薔薇 〜
◆◆◆
私が、シャドウボックスに出会ったアメリカから帰国したのは2001年の9月、あの悲しい同時多発テロの5日前でした。

引越しの慌しさに年が明け、ようやく時間もできたころ、
インターネットで、シャドウボックスを作られている方々のホームページを見ることができるようになりました。
日本で身近にシャドウボックスをしている人を知らなかった私にとって、インターネットだけが情報を得られる唯一の手段でした。
その頃、「New England Shadow Box Club」を主宰されている澁谷先生のホームページを知ったのです。
澁谷先生の作品は、ありきたりな言葉になってしまいますが、とてもすばらしいものばかりで、
それから、たびたび訪問するようになりました。

そんな、ある日、確か5月頃だったと思います。
ホームページの表紙に、「ピンク色の薔薇と水色のリボン」の作品が、アップされていました。
淡いピンク色とリボンの水色がとてもきれいな、優しい感じのする作品でした。
その後、カタログでその作品のプリントを見た時、「何か感じが、違う。」と思ったのです。
よくよく見てみると、絵の中央にある薔薇が、原画は後ろ向きで、澁谷先生の作品は、正面を向いていたのです。
それが、原画を見なければ最初からそういう絵だと思えるようにとても自然で、ある意味原画以上に、素敵になっていました。
これは、私にとっておおげさなようですが、衝撃でした。

「私も、無い薔薇をあのように自然に作れるかしら。。。。。。作って見たい。」と思ったのです。
その頃、シャドウボックスを教えて欲しいと言われる方に自宅で教え始めたばかりでしたので、
アトリエ名を入れたプラーク仕立てで作ることにしました。
澁谷先生のあの時の作品には足元にも及びませんが、自分ではとても気に入っている作品で、作品展の時は、必ず飾っています。

その後、2003年11月に東京で行われた「3Dシャドーボックスアート展」を見に行った時、
澁谷先生とお会いしてお話をする機会がありました。
その時先生がおっしゃっていた、「ずっと、クリエイターでい続けていたいので。」という言葉が今も心に残っています。

2005年1月29日
◆◆◆

<原画のプリント>

Copyright (c) 2004-2005 Atelier Blossombox All rights reserved